先日は都内までお出かけ・・・帰りに無印良品さんへちょこっと立ち寄りました。
っで、こちらを発見!
コロンとしたアロマディフューザー、かわいい〜〜〜。
ミントの香りをつけたら、さぞかしス〜っとすることでしょう・・・。
無印良品 アロマ軍団
そうだ!
帰ったらペパーミントでアロママッサージしよっと!
そして、家についてから、さっそくパンパンにはった足をなんとかしたいと久しぶりにアロママッサージの準備・・・
と思っていたら、この子が!!!
デカっ。
実は「猫にアロマって厳禁」ってご存知でした?
以前、Facebookに出ていたのですが ローズマリーを使ったアロマセラピーをした後、飼い猫ちゃんが具合が悪くなってしまった。
長年、ディフューザーを使っていたら肝機能が中毒症状を起こしていた〜などなど、ネットで調べると「猫にアロマは危険」という情報がたくさんでてきます。
実はアロマセラピーって、そんなに簡単に行なってはいけないものなのです。
利点、欠点をよく知った上で精油を使わないと、健康に良かれと思って試した精油で、とんでもない副作用に悩まされることになることもあります。
第一に、精油の成分は毒物、薬物と同レベルの有機化合物。
良い香りで癒される場合もあるでしょうが、実は動物の生体内に入ったら一時も早くに水に溶ける物質に解毒して体内に蓄積しないように、身体はフル回転でこの化合物を排出にかからなければならないのです。
近年「癒し」の部分だけにスポットライトを当てられていますが、正確な情報を知った上で使用しないと、大きな落とし穴にはまってしまうこともあるでしょう。
私はペットに関してのアロマセラピストの資格を持っているのですが、これはほぼ犬のためのもの。
痴呆症の犬にはローズマリーが良いとか、オレンジ系は不安を取り除くとか、一応テキストにはあるのですが。
一方、猫に関してはこの分野はまだまだ未開発のようで、アロマセラピストも獣医学の方面でも正確な情報は得られません。
人間同様、アロマセラピーって千差万別。
香りと体調の組み合わせによっては、具合が歩くなったり中毒症状を起こすこともあります。
ましてや、身体の小さい動物ならなおさらのこと。
猫は肉食に近い生き物ですので、植物だけが持つ物質を上手く代謝できないそうです。
体外に排出するまでに、人間や犬などより時間がかかるということ。
精油のように人工的に非常に高い濃度で濃縮したものだと、猫の肝臓が処理しきれる以上を吸入しやすくなってしまいます。
日常的に精油を猫のいる環境で利用するということは、その精油に含まれる成分を猫が代謝しきれず蓄積されてゆくということになります。
そして長年の吸入の後に肝臓へのダメージが中毒という形で現れることになるわけです。
猫と同居、でもアロマを楽しみたい場合は?
アロマセラピーの専門書で確認すると、精油に含まれる成分はテルペンという名前で呼ばれる炭化水素。
そのテルペンには種類がたくさんあり、すべてに猫が強く中毒するわけではないようで、要注意の精油と比較的猫に使用しても大丈夫な精油があるようです。
私は、ベルガモットなど柑橘系の香りが好きなのですが、調べた限りではリモネンやシトラスなどの香りこそ猫には鬼門。
どうしたものでしょう?
サイトの情報で、とりあえず事故がなさそうなラベンダーでマッサージオイルを作ってみました。
エアコンは消して部屋を全開にして、とにかく空気が希釈されるように注意。
いつものことならウチのナズちゃん、きっと身体をすりすりさせてくるはず。
と、かなり心配をしていましたが、マッサージ中、一瞬寄ってきましたが(なんとなく危険を察知したのか?)眉をひそめてクンクンすぐに違う部屋に行ってしまいました。
近年、私たちの住環境は、洗剤、シャンプー、掃除用品から空気清浄剤や虫除けなどまで人工化学的な香料にとりまかれています。
動物たちには、かなり不自然な環境になっているはず。
可能な限りの無香料生活環境を考慮してあげたい!!
動物はそれぞれの種で代謝機構が異なります。
アロマに関しては個体差が随分とあるようですが、口のきけない動物たちのこと、知らないうちに肝機能が衰えていた、中毒になっていた!なんてことのないよう充分注意をしてあげた上で使用することが大切です。
先ほどのアロマディフューザー、使用の際も注意が必要ですね。
そして、ペットの飼い主さんたち!!
アロマを楽しまれる時には、是非とも周囲にいる動物たちへの配慮を忘れずに。