皆さん、アニマルコミュニケーションってご存知ですか?
アニマルコミュニケーションとは文字通り、動物と話す(意思疎通)ことを指します。
最近は、「しむら動物園(TV番組)」にも登場する人もいて、ご存知の方も多いでしょう。
今日は、私とアニマルコミュニケーションの出会いについて書きます。
「動物と話すなんて、なんか怪しい~」という信じない派、そして「スピリチュアル系?私にはできないけどねぇ~」という半信半疑派、そういった人がいる中で私は「そんな面白いことができるのなら一度はやってみたいな~」というスピ大好き人間。
とはいえ、ルーニーを迎えた頃は、まだアニマルコミュニケーション の存在さえ知りませんでした。
もともとルーニー(以下、ルーさん)については、性格も甘えん坊だし、すごく表情のある子なので考えていることがある程度わかりました。
なので、わざわざアニマルコミュニケーションを頼まずとも、さほど問題はなかったのです。
ですが、保護犬のビビちゃんは別でした。
人間との暮らしに慣れない野犬の子と暮らすには?
多頭飼い飼育の崩壊、ブリーダーの倒産、迷い犬や野犬など保護犬といっても、いろいろな経緯で保護犬になります。
ビビちゃんの場合は山で捕獲されたという、いわゆる野犬。
野犬の場合は、山などで捕獲された後、一旦保護センターに行きます。
その後、運よく保護団体やボランティアさんに引き取られた場合は、「預かりさん」というボランティアさんの家で里親と出会うまで暮らします。
暮らすといっても、ただ可愛がられるというよりは、来たるべき「人間との生活」のためにトイレトレーニングやお散歩といったことを教えられるのです。
この時に、あまりにも吠えたり噛んだりといった問題行動があると、なかなか里親さんが見つからなくなります。
約4年前になりますが、ビビちゃんはそんな里親募集の掲示板でたまたま私が見つけました。
さて、このビビちゃん、預かりさん宅から来てから一ヶ月もたつのになかなか馴れてくれず触らせてもくれないという日が続きました。
(耳がぺったり折れたっきり…かなり緊張状態)
先住犬のルーニーは、根っからの人好きで、誰にでも尻尾を振っているような子だったので、「犬とはこういうもの」と思っていた私には、ビビちゃんがなぜにこんなにも心を開いてくれないのか?が、わかりませんでした。
そんなある日、友人の飼っている猫ちゃんが亡くなった後、友人が知りたかったその猫ちゃんの気持ちをリーディングしてくれた人がいると聞いたのです。
アニマルコミュニケーターということで、そんな生業をされている方がいるのだと知り...ぜひ、ウチのビビちゃんの気持ちがわかるのならばセッションしていただきたい・・・とお願いしたわけです。
アニマルコミュニケーションとは、わかりやすく言うと、 (人間を含め動物なら)誰もが持っているテレパシー能力を開発することで直接ペットの気持ちを読み取るセッションのこと。
私は、アニマルコミュニケーターさんに、「まずはビビちゃんの気持ちを知りたい・・」と、お願いしました
そして待つこと2週間ほど…
さて、さて ビビちゃんは何を思っているのでしょう
やっと、待ちに待ったセッションの結果がやってきました。
体験しました!アニマルコミュニケーションってこんな感じ。
以下、アニマルコミュニケーターさんからのメールです。
ビビちゃん→ビ、
アニマルコミュニケーター→AC で表記いたします。
こんにちは
M(アニマルコミュニケーターのお名前~以下AC)です。
大変お待たせ致しました。
ビビちゃんとのアニマルコミュニケーションが
4月25日にできましたので内容をご報告致します。
話中に出て来るルーちゃんは先住犬のラブラド-ル(♂)です。
AC:ビビちゃん、こんにちは。
私はACと言います。
ママに頼まれて
あなたとお話をさせて欲しいのだけど良いかしら
ビ:どうぞ。いいわよ。
AC:今の生活はどうですか
ビ:そこそこ快適。
AC:そう!
ビ:ほんのたまにならリラックスできるようになったの。
AC:そうなのね。それは良かったけど、
ママ達にはそういう風に見えていないみたいね…
ビ:そうかもね。
ルーちゃんのそれ(リラックス)とは次元が違うから…
AC:それでもリラックスできるようになったのは
とても良いことね。
ビ:うん。
AC:どんな時リラックスできる?
ビ:周りに誰もいない時。
ルーちゃんはいても大丈夫なんだけど。
AC:それじゃあママ達には分からないはずだねぇ(笑)
ビ:これでも大進歩なの。
AC:そうだね。人がいるとリラックスできない?
ビ:できない。私は人間なんか信用できない。
人間はいつも私を振り回すの。
力づくで私をどうにかしようとする。
AC:どんな時コントロールされると思うの?
ビ:私を無理やり側におこうとする時。
ヒモを着けられそうになる時。
AC:そっか…。側に置こうとすると言うのは、抱っこしたり触ったりということ?
ビ:それもある。
AC:あとは?
ビ:用もないのに「おいで」と呼ばれる(←あるあるですね…笑)。.
AC:そうなのね。
ただ人間のそういう行動って、だいたいスキンシップを図りたい時なんじゃないかな。動物と暮らそうと考える人はだいたいその動物に触れたいと思うもの。
ビ:私はスキンシップなんか図りたくない!
AC:そうかそうか。
ねぇ、ビビちゃん、例えば頭を撫でられた時どんな感じがする
ビ:覚えてない。いつも緊張してるから。
AC:そっか。
緊張しないで撫でられると案外気持ちが良いものらしいよ。
ビ:撫でられて気持ちが良いなんて感じたことない。
AC:そうか…それは勿体ないねぇ。
気持ち良くて眠くなっちゃう動物もいるんだよ。
ビ:ありえない…
AC:ルーちゃんを見ててどう思う?
ビ:そう言えばうっとりしてると言うかヘラヘラしてると言うか、
リラックスしてるように見えるかも。
AC:うん。
リラックスしてる状態ってどんな風?
ビ:殺気立っていないって言うか、空気がのんびりしてるっていうか…
ルーちゃんはね、空気がのんびりしてるの。だから好き。
AC:そう。ルーちゃんのこと好きなんだ。
ビ:うん。
空気が柔らかいし、私に無理やり何かさせようとしたりしないから。
AC:そうなのね。
側にいるワンちゃんのことを好きになれたのは幸せだね。
ビ:それはそう思う。
AC:じゃあパパさんやママやS君(ウチの息子)は
ビ:……緊張するの。
AC:うん。それは今までに会った他の人達と同じ
ビ:…ほんの少しだけ違う気はしてる。
AC:そう!どんな風に?
ビ:「家族だよ。ずっと一緒にいようね。
幸せになろうね。可愛いね」って言うの。
AC:今まで誰かにそういう風に言われたことは
ビ:ない。
人間はいつも黙って私を無理やり捕まえて知らない環境に放り込んだ。
いつもいきなりで無理やりだったの。
だから今でも人間がそばに来るとまた捕まって、私の望んでいない知らない場所に連れて行かれるんじゃないかとビクビクするの。
AC:そうなのね。
ずっと緊張して生きてきたんだね。
ただ…。今いる場所はそういう所ではないよ。もう二度と知らない場所へやられることはないから。
ビ:じゃあどうして私に紐を付けようとするの?
紐を付けてどこかに連れて行くんでしょ?
(かなり、嫌々な散歩状態)
AC:そうね…。
紐を付ける時は大抵どこかに行く時なんだけど、ビビちゃん、お散歩って知ってる?
ビ:分かんないけど、ルーちゃんが出かけて行くあれ?
AC:そうだと思う。
ビ:散歩ってどんな事するの?
AC:うん。
運動という目的もあるんだけど、風や季節を感じたり、色々なものを見たり、色々な動物や家族以外の人に会ったり。
あなたの心と体を健康にするのにも大切なことだよ。
ビ:外にいたことならある。
AC:うん、そうなんだってね。
でもそれとは違うよ。
ビ:違うの?
AC:そう、違う。
ビビちゃんが外にいた時は楽しかった?
ビ:いいえ、緊張してる時が多かった。
AC:そう…。やっぱりお散歩とは違うね。
私の家の犬も外で会うよそのわんちゃんも結構みんな楽しそうにしてるよ。
ビ:ふーん。
AC:ちょっと興味が出てきた?
ビ:わかんない。
AC:今度、ルーちゃんにお散歩ってどんなか聞いてごらん。
ビ:…気が向いたらね。
AC:そうそう。
お散歩に行くにはハーネスとリードという道具がいるの。
どんな道具だか知ってるよね?
ビ:あれ嫌い。
私、脇の下に手を入れられるのが嫌いなの。
あれはずっと触られてる感じがするからすごくいやなの。
AC:そうなのね。
じゃあそれはママにお伝えするね。
何か他の方法を考えてくださるかも知れないし。
でも良い策が見つからなければ慣れるしかないかもだけどね。
ビ:…
AC:ルーちゃんと一緒にお散歩を楽しめる時が来ると良いね。
(リードの話をしている時、会話の他に、輪っかを作ったロープのようなものを首に引っ掛けられてひきづられているイメージが伝わってきました。もしかしたら何かそういう経験があるのかも知れません。)
AC:今度はご家族につてどう思ってるか聞いて良い?
ビ:私は、家族の意味がよくわかんないの。
AC:家族って…同じ場所に住む一つのまとまりのことを言うんだけど、もっと深い意味もあるのね。
これから先、ビビちゃんの命が終わるまでずっと一緒にいて楽しいことや色々な経験を共にして行くのが家族だよ。
ビ:ふーん。私、もうずっとここにいるの?
AC:そう。
ビ:もう無理やりどこかにやられたりしないの?
AC:そう。
ビ:ふーん。
ルーちゃんは私をそっとしておいてくれるの。無理に何かしようとしないの。
空気も柔らかいし、そばにいて楽なの。
AC:じゃあ、パパさんやママやS君(息子のこと)は?
ビ:ママは…いつも私の顔色をうかがってる。
何かのタイミングをうかがってるっていうか…
私のことが頭を離れない様子でピリピリしてる感じなの。
見てるとちょっとつられちゃうかも。
ルーちゃんと接してる時と空気が違うの。何か申し訳ない気持ちになるの。
私がいなければあんな事ないんでしょう
AC:ママは早くあなたと仲良くなりたくて
一生懸命色々なことを考えていらっしゃるんだと思うよ。
すごく優しい方なんだと思うな。
ビ:それはそうなのかもね。
だって普段は優しいピンク色の空気をした人だもの。
AC:そうなのね。
仲良くなれたらビビちゃんもピンク色の空気になれるかもね。
ビ:そうかしら。
AC:ふふ。そんな感じがするな。
ビ:…パパさんはね…時々しかいないから空気が慣れないの。
そして、いる時は私をどうにかしようという気満々だから、側に来るとものすごく緊張するの
AC:パパさんは動物が大好きなんだって。
だから早くビビちゃんと仲良くなりたくてウズウズしていらっしゃるんだと思うよ。
この間、ビビちゃん本気でパパさんの事噛んだでしょ。
すごく落ち込んでいらっしゃるみたいよ。
ビ:だって本当に怖かったんだもの…
恐怖が極限まで行くと反射的に口が出ちゃう(噛んでしまう)ことがある。
私ね、男の人にいきなり抱えられて投げられたことがあるの。
それを思い出しちゃったんだもの。
(伝わってくるイメージでは、恐らく放り投げられた程度だと思うのですが、小さなビビちゃんには大変な恐怖だったのかも知れません。)
AC:そうなんだ…怖い思いをしたことがあるんだね…
でもね、パパさんはビビちゃんのことを投げたりしないよ?
ビ:そうなの
AC:そうそう。
よーく観察してごらん。ビビちゃんを投げた人とは空気が違うのが分かるよ。
あなたはママが優しいピンク色の空気をしてるって言ってたよね。
パパさんも何か優しい色をしてるかもよ。ピンクじゃないかも知れないけどね(^_^)
ビ:…うん…
AC:どうしたら仲良くなれるかな。どう接して欲しい
ビ:私に時間をください。
どれくらいの時間かは分からない。
私に「本当にずっとここにいても良いんだ」という空気を感じさせて欲しい。
ルーちゃんは空気のようにいてくれる。
私にリラックスできる時間が増えたら、少しずつ(皆と少し)仲良くなれるかもしれない。
でも私が一生の間にどれくらいリラックスして、生きていることを楽しめるようになるか今は分からない。
緊張しないでのんびり生きる、ということができるようになると良いんだけど…
AC:うん、そうお伝えするね。
最後にママから伝言です。
「ルーちゃんと仲良く長生きして欲しい。
お散歩に行ったり、末長く家族として暮らしていきたい」
とのことですよ。
ビ:うん。
以上がビビちゃんとのセッションの内容です。
私にもできる?アニマルコミュニケーション?
さて、この結果を聞いて、「あぁ~、なるほどね…」と、今までのビビちゃんの様子が私的にかなり腑に落ちました
いつも目を合わせないようにしていることや、ハーネスをつけようとするとぶるぶると震えが止まらなくなる理由。
野犬とはいえ、子犬の頃に本当に怖い思いをしてきたのではないかと思います。
そして、怖がりさんだと思っていたのですが、その半面、本当はとても芯が強い感受性の豊かな女の子なのじゃないかな…と。
コミュニケーションの結果を聞いてからは、単なる愛玩動物ではなく1匹の個性ある子として家族の一員として見守っていきたいとあらためて思いました。
ブログやYou Tubeでも飼っているペットたちに吹き出しやテロップでセリフがついたものをよく見かけますが、おそらく本当にそう会話しているんじゃないでしょうか。
動物たちの会話、それは本当に私たちが感じるそのままなんじゃないかと思います。
そして、私が感じたもうひとつは、「これって私にもできるんじゃない?」って…。
アニマルコミュニケーションについては、おいおい書いていきたいと思います。